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富士通、植物系素材をノートPCなどの筐体部品に適用へ


 富士通株式会社と株式会社富士通研究所は12月10日、植物性樹脂筐体の技術を世界で初めて開発したと発表した。2004年度より、富士通が販売するノートPCの筐体部品として順次適用していくとしている。

 富士通は2002年6月にトウモロコシなどの植物を原料とした素材を、小部品に採用したノートPC「FMV-BIBLO NB」を発売した。この時点では、筐体など大型部品に適用するには難燃性、強度、耐熱性に課題があったが、今回発表された技術によりそれらを解決できたという。同社によると筐体製造時に必要なエネルギー消費量が従来の石油系樹脂と比べて約40%削減できるとのこと。

 今回の技術は12月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2003」で展示発表される。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  ニュースリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/12/10.html
  株式会社富士通研究所
  http://www.labs.fujitsu.com/
  エコプロダクツ2003
  http://www.eco-pro.com/


( 朝夷 剛士 )
2003/12/11 00:00

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