日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)と日本電通株式会社は12月24日、指紋認証技術を利用したセキュリティサービスの提供で協業すると発表した。
このサービスは、株式会社ディー・ディー・エス(以下、DDS)が提供するUSB接続の指紋認証ユニットを使用して、本人確認や履歴管理機能をさまざまなアプリケーションやサービスに適用できるもの。例えばLotus Notesなどのグループウェアへのログオン、Webページへのアクセスの認証と履歴の管理、稟議決裁システムや勤怠管理システムなどに利用でき、すでに稼動しているシステムにも適用が可能。
また、スタンドアロンのパソコンの起動時やログオン時に指紋認証による本人確認を行う基本機能に加え、ネットワーク上にある指紋認証サーバーによるユーザー履歴の集中管理機能にも対応し、最大で10万人の指紋データを管理できる。
指紋認証ユニットは「波数解析法」というDDS独自の認証技術を用いており、本人登録拒否率が従来製品では平均1~3%のところを、約0.1%に抑えることができるという。
サービスの提供は日本IBMが行う。価格は、指紋認証ユニットと初期導入サービスを合わせた「指紋認証クライアント基本導入サービス」で1台あたり24,800円。各アプリケーションへの適応や指紋認証サーバーの構築は個別見積もりとなる。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
日本電通株式会社
http://www.ndknet.co.jp/
ニュースリリース
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2003/12241
( 朝夷 剛士 )
2003/12/24 17:39
|