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NEC、キヤノン本社地区にIPv6移行実証実験システムを構築
日本電気株式会社(以下、NEC)は2月5日、総務省が進める「IPv6移行実証実験」に参画し、IPv6の大企業における活用拡大を目的とした「IPv6移行実証実験システム」をキヤノン株式会社の本社地区に構築したと発表した。同システムは、すでに1月から稼動を開始している。
IPv6移行実証実験は、インターネット全般がIPv6へ移行することに備え、大企業・中小企業・家庭などのセグメントごとに実証実験を行うもの。今回構築されたシステムは、NECのルータ「UNIVERGE IX1000/IX2000シリーズ」やSIPサーバー、ストリーミング配信システム「StreamPro」などから構成され、大企業でのIPv6移行ノウハウの蓄積、IPv6導入後の安定度、品質、運用性などの検証を、キヤノンとNECが共同で行う予定。
具体的な内容としては、現状のIPv4で利用されているIP電話、eラーニングをはじめとするマルチキャスト映像配信などが、IPv4/IPv6が混在する環境やIPv6移行後の環境でも継続して利用ができるかどうかを検証するという。
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URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
キヤノン株式会社
http://canon.jp/
プレスリリース(NEC)
http://www.nec.co.jp/press/ja/0402/0501.html
( 石井 一志 )
2004/02/05 15:29
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