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Borlandインターシモーネ氏「ソフト開発全体のライフサイクルを管理することが重要」

~Borland Conference 2003-2004 Tokyo オープニングキーノート

 2月25日から3日間、東京・赤坂の全日空ホテルにおいて「Borland Conference 2003-2004 Tokyo(BorCon)」が開催されている。「いかにして開発プロジェクトを成功させるか」をテーマに、オープニングキーノートでは「David I」の愛称で親しまれる米Borland Software Corporation デベロッパー・リレーション担当副社長のデビッド・インターシモーネ氏、米Borland Software Corporation 社長 兼 CEO デール・L・フラー氏などが、今後のボーランドの新戦略である「アプリケーションライフサイクルマネージメント(ALM)」について語った。

 ALMとは「要件定義」「設計」「開発」「テスト」「運用」をひとつのサイクルとして捉え、アプリケーションの生産性や品質を向上するというアプリケーションの開発および管理のプロセスである。近年ではソフトウェアのライフサイクルという考え方は、J2EEなどで比較的ポピュラーになりつつある。

 インターシモーネ氏は「これからのアプリケーション開発は、単に開発だけにフォーカスするのではなく、要件定義から運用(メンテナンス)まで、ソフトウェアのライフサイクル全体を統括して管理することが重要である」と語り、より大規模で複雑化したシステム開発において、いかにして生産性や信頼性を向上し、TCOを削減することができるのかをこのカンファレンスを通じて学んで欲しいと語った。

 フラー氏は「ボーランドは自社独自の技術や、ひとつの技術に固執することなく、ユーザーの方々の要求に広くサポートしていきたい」と語り、ボーランドは標準化された技術に準拠することで広くユーザーに受け入れられる技術を提供していることを強調した。



URL
  ボーランド株式会社
  http://www.borland.co.jp/
  Borland Conference 2003-2004 Tokyo
  http://www.borland.co.jp/borcon/


( 北原 静香 )
2004/02/26 00:01

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