沖電気工業株式会社は、3拠点に分散していた情報と通信システムの開発者を集結させ、2500名体制で情報通信融合ソリューションを開発・提案する戦略拠点「沖電気システムセンター」を4月5日に竣工した。
沖電気システムセンターは、コンピュータソフトウェア開発拠点の蕨地区に新棟を増築し、これまでの芝浦/幕張地区にあった通信システム開発拠点を統合するもの。同社で2002年4月より展開している中期経営計画「フェニックス21飛翔」で掲げられている情報と通信事業の融合を加速し、ソリューションビジネス体制を強化、特色あるソリューション開発を行うとされている。
また同社によれば、CO2排出量を約35%(950トン/年)低減するほか、オフィス内の自然通風と夏季の夜間排熱により空調エネルギーを20%低減するなどの環境と省エネに配慮した設計が行われているという。
このほか接触型・非接触型ICを混載したハイブリッドICカードを社員証に用い、入退出管理のほか電子証明書によるネットワーク認証も行う。より厳重な入室管理が必要な場所では、同社の虹彩認証システム「アイリスパス-WG」を用いるなどのセキュリティ対策も行われるとのこと。
■ URL
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/
プレスリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2004/04/z04002.html
( 岩崎 宰守 )
2004/04/05 17:19
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