社団法人日本経営協会(以下、NOMA)は4月14日、東京商工会議所と共同で5月11日から14日に東京ビッグサイトで開催する「ビジネスシヨウ TOKYO 2004」についての記者発表を行った。
1949年の第1回開催以来、56回目となる今回の「ビジネスシヨウ TOKYO 2004」では、「ビジネスルネッサンス-新しい価値創造の実現」をテーマに、NTTドコモ、NTT東、ボーダーフォンなどが出展する「モバイル&ネットワークソリューションフェア」、NEC、オゼットクリエイティブ、理想科学工業、倉敷紡績などが出展の「デジタルドキュメントソリューションフェア」、オデッセイコミュニケーションズ、マクニカネットワークスなどの「ビジネスソフト&システムソリューションフェア」、事務・文具メーカーによる「オフィスマネジメントソリューションフェア」の4つで構成される。
このそれぞれで、ユビキタス・IPv6やビジュアルコミュニケーション、Webアプリケーション、オープンソースなどの企画展示も行われる。また猪瀬 直樹氏の基調講演「構造改革とは何か」のほか、各種講演・セミナーも催される。
5月11、12日は招待者向けとなっており、Webサイトでの事前登録もしくは招待券が必要となる。一般公開は13、14日で、いずれも入場は無料。
4月14日現在の出展社数は、同時開催の「物流革新フェア」とあわせて234社。これは昨年の出展社数375社はもちろん、同時期の記者発表の際の286社を下回るものとなった。来場者も330,000人と、前回の366,200人から若干の減少が予想されている。
NOMA理事長の本松茂敏氏は、「“ビジネスショウ”のあり方そのものが、数年来の課題となっている」と述べ、「これまでの総合展から、ビジネスソリューション展示に転換を図っている段階」とした。そして今回の展示では、「ハードウェアの進展が目立つ一方、コンテンツがそろわない“ユビキタス”の普及を目玉にしていく」とした。
ビジネスシヨウ東京委員会 委員長の廣瀬 通孝氏は、「ここ1、2年で知名度を増したユビキタスコンピューティングや、IPv6、無線タグ、二次元バーコードなどの新しい情報技術により、新しいビジネススタイルが模索されている」とし、「こうした技術による新しい価値を展示できれば」と語った。
また「東京商工会議所ビジネススクエア」、「IPA Spring 2004」、「物流革新フェア2004」も併設展示される。また6月2~4日には、「ビジネスシヨウ OSAKA 2004」も開催される。
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社団法人日本経営協会 理事長 本松 茂敏氏
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ビジネスシヨウ東京委員会 委員長、東京大学先端科学技術研究センター 教授 廣瀬 通孝氏
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■ URL
ビジネスシヨウ TOKYO 2004
http://bs.noma.or.jp/
社団法人日本経営協会
http://www.noma.or.jp/
東京商工会議所
http://www.tokyo-cci.or.jp/
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