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マイクロソフトとブレイズ・コンサルティング、業務自動化ソリューションの提供で協業


 ブレイズ・コンサルティング株式会社とマイクロソフト株式会社は5月17日、マイクロソフトのBizTalk Server 2004を基盤とした各業種向け業務自動化ソリューションの提供に関して協業すると発表した。この協業によって提供されるソリューションは、ブレイズ・コンサルティングのビジネスアプローチ「ルールベースマネージメントシステム」(以下、RBMS)を用いたもので、第1弾として「効果検証型CRMシステム」が同日より提供される。

 効果検証型CRMシステムは、ブレイズ・コンサルティングが実績として持つ国内大手カード会社の販促システムなどを分析・モデル化したソリューション。プロモーション効果の期待値が高い顧客データをや利用履歴をあらかじめ分析・抽出しておき、設定された条件に基づいてピンポイントプロモーションの実行指示を自動的に決定・配信する。

 このシステムでは、販促担当者が業務ルールを登録・修正する際にもプログラミングなどの知識を必要としないため、業務の現場でも容易に活用できるという。また、効果検証や分析、ロールアウトの設定も自動化されており、専門的な知識を持たない担当者でも適したプロモーション条件を発見し、シミュレーションから実施までを科学的に展開可能とのこと。

 ブレイズ・コンサルティングでは、RBMSを用いたビジネスルールアプローチで、銀行向けのCRMシステムや損保向けの契約業務システム、自治体向けの災害通報システムなど、さまざまな製品を提供した実績がある。同社では今後、「銀行向け融資業務ソリューション」や「製品・サービスの構成最適化ソリューション」などの業務自動化ソリューションを、BizTalk Server 2004を基盤として順次提供していく予定。

 なお両社では、案件発掘、マーケティング活動、顧客への提案と技術面での支援を共同で行うとしている。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  ブレイズ・コンサルティング株式会社
  http://www.blazeconsulting.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.blazeconsulting.co.jp/PRelease_MS051304.html


( 石井 一志 )
2004/05/17 12:20

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