日本電気株式会社(以下、NEC)は5月20日、日系ITベンダーとして初めてRFIDの標準化団体「EPCglobal」に加入したと発表した。
EPCglobalは、EAN InternationalとUCC(Uniform Code Council, Inc)の共同出資で2003年に設立された団体。グローバルでユニークなEPC(Electric Product Code)を発行/管理するとともに、RFID、EPC、ネットワークからなるEPCネットワークの国際標準化を実施している。現在、136社が加盟。
EPCglobalでは、NEC、NECエレクトロニクス、米NECソリューションズ社が中心となり、将来的な日本国内への適用を視野に入れた仕様提案活動を積極的に推進するとしている。また、情報収集活動や実証実験への参画なども行い、RFID利用ソリューション事業の拡大を加速させたい考え。
NECは、1月に「RFID事業推進センター」を設立、チップ供給からシステム構築にいたるまでのトータルなRFIDソリューションを展開。今回のEPCglobal加入により、国際標準のシステム構築が可能となり、ワールドワイドでRFID事業を拡大するとしている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
EPCglobal
http://www.epcglobalinc.org/
( 福浦 一広 )
2004/05/21 12:00
|