実際にSOA環境におけるビジネスプロセス管理を実現するHPのプロダクトは、「Internet Services」、「Transaction Analyzer」、および「Smart Plug-ins for BEA WebLogic Server」である。Internet servicesは、Webブラウザなどユーザーアプリケーションを始点として擬似ユーザーがサービスに定期的にアクセスし、サービスのトランザクションを測定して記録するツールである。この測定情報に問題がある場合、Transaction Analyzerによりトランザクションを分析して問題の発生領域を絞り込む。またSmart Plug-ins for BEA WebLogic Serverを利用することで、インターバルごとにWeb Logicnのアプリケーションサーバーのパフォーマンスデータを収集できるようになる。これらのHPソリューションを利用することで、WebLogic上で実現しているサービスをダイナミックに管理できると武内氏は語る。
また武内氏は、ビジネスプロセスを管理する上では、監視だけではなくコントロールする必要があり、日本HPではWebサービスのチャネルを利用してこれらを実現していると述べた。HPではオープンなWebサービスでのインターフェイスと「WSMF」を、情報交換技術の標準化団体「OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards)」に提唱していることに触れ、この技術が標準化されることの重要性を訴えた。