シスコシステムズ株式会社が「Networld+Interop 2004 Tokyo」に出展しているブースでは、国内で発表されたばかりの次世代ルータ「CRS-1」や自己防衛型ネットワーク「Cisco Network Admission Controlプログラム」(以下、NAC)が大々的にアピールされていた。
7月より順次発売開始となるCRS-1は、クラスタ構成により最大92Tbpsまで拡張可能なルータ。実機はShowNetで稼働中のため同社のブースにはなく、残念ながらモジュールとパネルのみの展示であったが、セッションは毎回満員になるなど、立ちゆく人々の注目を集めていた。なお、同ルータは「Best of Show Award」のインフラ構築部門(キャリア・ISP向け)でグランプリを受賞したほか、その世界最大容量の処理能力が評価され、世界ではじめてギネスブックで認定されたネットワーク製品になったという。
一方のNACは、ネットワークに接続されたPCのセキュリティをチェックし、ネットワークへ接続するデバイスの脆弱性をなくそうとするもの。同社とトレンドマイクロ、ネットワークアソシエイツなどのウイルス対策ベンダとの協業により提供されるが、ブース内で行わていたデモンストレーションでは、その仕組みや実際の動作に関して、人々が真剣に見入っていた。
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シスコブースに展示されていた、CRS-1のモジュール
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ShowNetで実際に稼働中のCRS-1
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同社ブースのセッションに真剣に聞き入る人々。毎回盛況だった模様
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NAC対応製品、「CiscoSecure ACS」の画面
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■ URL
シスコシステムズ株式会社
http://www.cisco.com/jp/
( 石井 一志 )
2004/07/02 17:44
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