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ブレードサーバー関連特許をトラストガードとIRIが共同で取得

国内・海外のブレードサーバーが特許の対象に

特許証書を持つ、トラストガードの代表取締役 渡辺誠氏。証書は左が日本、右が米国
 トラストガード株式会社は7月7日、株式会社インターネット総合研究所と日本、米国、台湾で共同出願していたブレードサーバーに関する特許を取得したと発表した。

 今回取得した特許は、日本の場合「カートリッジ型サーバユニットおよび該サーバユニット搭載用筐体ならびにサーバ装置」として登録されているが、このカテゴリーには、「CPU、メモリ、冷却装置を持つ“ブレードサーバー”はすべて含まれる」(トラストガードの代表取締役 渡辺誠氏)。このため、現在国内、海外で出荷、もしくは過去に出荷されていたブレードサーバーの本体、シャーシとそれを積載したラックシステムのすべてが対象となるという。日本では全部で11ある請求項のうち、1~6がサーバーブレードの、7~11がシャーシ部分の特許になっている。

 トラストガードは、2000年1月にIRIと資本提携を行い、その直後からブレードサーバー開発プロジェクトを開始し、同年12月に世界初のブレードサーバー「トラストガード・アイサーバ TrustGuard/iSV」を発表した。日本の特許出願自体もそうした動きにあわせて2000年7月に行われていたが、今年の7月に入ってようやく受理された旨の連絡が手元に届いたため、すでに成立していた米国や台湾のものとあわせて公表に踏み切ったとのこと。またこれらの特許はすでに欧州や中国でも出願されているといい、「この5地域で成立すれば全世界の主要市場をほぼカバーできる」(渡辺氏)。

 なお渡辺氏はこれからの展開に関して、「他メーカーとの協議については現時点ではまだ行っていないが、これから順次お話をしていきたい」としている。



URL
  トラストガード株式会社
  http://www.trustguard.co.jp/
  株式会社インターネット総合研究所
  http://www.iri.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.trustguard.co.jp/whats_new/20040707.html


( 福浦 一広, 石井 一志 )
2004/07/07 10:22

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