最近Javaの世界ではEoD(Ease Of Development)が重要なコンセプトとなっている。Javaの開発は難しいというイメージは根強い。しかし企業の基幹システムなど大規模プロジェクトをJ2EE上で実現するためには、さまざまなスキルレベルの技術者をプロジェクトに投入しなければならない。誰もが簡単にJavaのプログラムを開発するためには、技術者をサポートするツールと、EoDを支えるフレームワークが重要となる。
JSF(Java Server Faces)とは、Webアプリケーションのユーザーインターフェイスを構築するためのフレームワークである。若尾氏は「JSFとは?」という質問に対して、「J2EEにおける標準サーバーサイドGUIコンポーネントフレームワークであり、MVCモデルのフレームワークです」と答えている。藤井氏は「MVCモデルのフレームワークとしてJSFはStrutsと比較されることも多いですが、重要なのは“標準”であることと“コンポーネント化”です」と語り、JSFが標準化された技術であることを強調した。