マイクロソフト株式会社は9月6日より、サードパーティーによる開発支援ツールを「Microsoft Visual Studio .NET」へ統合するパートナー向けプログラム「Visual Studio Industry Partnerプログラム(以下、VSIP)」を国内でも提供する。
VSIPプログラムは、.NET Frameworkに対応し、Visual Studio .NET(以下、VS.NET)をカスタマイズするパートナー各社の開発支援ツールを、VS.NET本体に統合する際に必要となるソフトウェア開発キットを提供し、さらにマーケティングも支援するパートナー向けのプログラム。
アメリカでは2003年7月より開始され、現在までに84社が参加し、364製品が登録されている。今回マイクロソフトでは、国内パートナー各社からの要望を受け、国内でのプログラム受付を開始した。
プログラムの内容は、VS.NET IDEとVS.NET2003 各エディションの再販売権と、VSIP SDKを提供するとともに、マーケティング支援を行う「Premier Partner/Premier Marketing」、VSIP SDKの提供とマーケティング支援からなる「Alliance Marketing」、VSIP SDKの提供のみとなる「Affiliate」の3種類からなる。料金はAffiliateが無料、Alliance Marketingが3,000USドル/年、Premier Partner/Premier Marketingが10,000USドル/年となる。なお契約は米Microsoft本社と結ばれ、マイクロソフトでは国内企業へ契約時のサポートを行う。
なおマイクロソフトでは、VS.NETの標準機能であるマクロとアドイン、またVSIP SDKについての技術情報を提供するポータルサイト「Visual Studio 機能拡張センター」をあわせて開設している。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2022
Visual Studio 機能拡張センター
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/extend/
( 岩崎 宰守 )
2004/09/06 16:53
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