この検証が手間となるためSP2の導入を見送る企業もある。しかし解説をするウィンドウズ開発統括部エンジニアリングサービスグループアプリケーションエクスペリエンスチームの林真二氏は「導入は不可欠」だと強調する。その理由は「(1)SP2抜きでは実現が難しいセキュリティ対策機能の実装のため、(2)それらの機能はSP2だけに特化したものではなく、今後リリース予定のWindows製品にも搭載されるため」としている。特に(2)は「SP2で発見された問題が、2005年以降にリリース予定のWindows Server 2003 SP1、Windows XP x64 Edition、そしてLonghorn(開発コード名)でも発生する可能性が高い」ことを意味する。