FSRは上半身に頭や腕など人の形を持ち、左右独立に回転可能な車輪で移動できるロボット。制御基盤にPCに近いプラットフォームを採用し、CPUにPentium系、OSにWindows XP embededを採用している。オプションのアプリケーションやユニットを導入することで清掃ロボットとして利用できるなど、用途に応じた拡張が可能。また、IEEE 802.11b規格の無線LANを搭載し、ネットワーク接続やFSR同士で通信を行うことができる。
移動速度は人間より若干遅い時速3km。稼働する場所の地図を記憶し、合計8個のCMOSカメラ、3次元視覚システム、専用LSIであるDSP(Digital Signal Processor)などにより障害物を自動的に回避したり、人や運搬物を識別することが可能。独自開発の肉声韻律合成技術により自然な発音の声を発することもできる。また、充電が必要になったときに自立的に充電ステーションまで移動し充電する。