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OSDLディレクタに元OADG事務局長の菊池氏が就任


 Open Source Development Lab(OSDL)は、ラボディレクタの高澤真治氏の退任と、後任ディレクタとして、元OADG(Open Architecture Developers’Group:PCオープン・アーキテクチャー推進協議会)事務局長の菊地健太郎氏が10月1日付で就任したと発表した。

 菊地氏は、日本アイ・ビー・エム株式会社に30余年の勤務後、1993年からOADG推進部長としてOADGの運営に参加。1993年4月から事務局次長、2003年4月からは事務局長を務めていた。OADGは、1991年3月の設立以来、日本におけるパソコン関連製品の標準を策定することを目的として、ハードウェア仕様の策定やソフトウェアの互換性向上の推進などの活動を行ってきた団体。日本の主要PCメーカーを中心に、ソフトウェア、周辺機器メーカー、流通各社の50社以上が会員として参加していたが、9月末をもって休会に入っている。

 新たにディレクタに就任した菊池氏は、「OSDLに参加し、業界のリーダー各社とともに、日本のLinux市場のさらなる活性化に取り組むことを楽しみにしています。私が以前活動していたOADGは、10余年間の活動を通じて、国際標準仕様パソコンの国内普及や技術情報の共有などで成果を収めました。今後はその経験を生かし、オープンソースをエンタープライズ市場に展開させるために、OSDLに対するユーザーやベンダーからの期待に応えていきたいと考えています」と抱負を述べた。



URL
  Open Source Development Labジャパン
  http://www.osdl.jp/
  プレスリリース
  http://www.osdl.jp/newsroom/press_releases/2004/2004_10_05_beaverton.html


( 福浦 一広 )
2004/10/05 16:03

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