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iSUC会場風景
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第15回iSUC実行委員会・皆上秀樹実行委員長
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日本IBMの中小型システムのユーザー企業で構成される全国IBMユーザー研究会連合会は、情報システム部門担当者の技術研修、研さんの場として毎年開催している「iSUC(アイザック=Intermediate System Users Conference)」を、10月20日から22日までの3日間、滋賀県大津市の大津プリンスホテルで開催している。
台風23号の上陸という影響があるものの、全国からIBMユーザー491社から1561人が参加している。
15回目となる今回は、「Feel e-breeze 新しい風~琵琶湖から~」をテーマに、3日間にわたって、日本IBMおよび米IBMの幹部、ユーザー企業のキーマンを中心に、約150にわたる講演会やセミナー、交流会が行われる。
初日には、琵琶湖を舞台に毎年開催されている「鳥人間コンテスト」で8回の優勝経験を誇る日本大学理工学部航空研究会の顧問・安部建一氏を講師に迎えた基調講演が行われ、人力飛行開発を実現する基礎研究や苦労話などに参加者の関心が集まっていた。
また、2日目となる21日には、iSeries(AS/400)生みの親といわれるフランク・ソルティス博士が来日し、「iシリーズはどこへ行く」をテーマに、iシリーズの将来展望について語る予定だ。
一方、会場内では、呼びかけセッションの名称で、参加者が興味を持ったテーマで小規模のセッションが急きょ開催される仕組みが用意されたり、iSUCモールと呼ばれる製品展示スペースが設けられ、約50社から最新の各種ソリューションが展示されている。
第15回iSUC実行委員会・皆上秀樹実行委員長(日信電子サービス)は、「全国のユーザーが一堂に介して、3日間という短期間に、集中的にスキルを高めるのが狙い。一方向的な情報提供ではなく、双方向での情報提供を前提としたイベントとして継続的に開催している。今回のiSUCでは、会場でのネットワークの敷設や、来年のiSUCに向けたアプリケーションを、Javaを使いユーザー部門が、共同で手がけていこうというプロジェクトもスタートしている。IBMの協力を得ながら、ユーザー同士が共同で新たな取り組みを実際に行い、スキルを高める場にもしていきたい」としている。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
第15回iSUC
http://www.uken.or.jp/isuc/
全国IBMユーザー研究会連合会
http://www.uken.or.jp/top2002/index.shtml
( 大河原 克行 )
2004/10/20 19:33
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