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NEC、マルチOS対応IPFサーバーの販売戦略を強化

下取り価格2倍、WebLogic Server値引きなどで他社製品からの移行を促進

販促プログラムが強化された「NX7700iシリーズ」
 日本電気株式会社(以下、NEC)は10月25日、マルチOSサーバー「NX7700iシリーズ」の販促プログラムである「V Program」を、同日より強化すると発表した。同社によれば、今回の同プログラムの強化は、他社製サーバーからの移行を促進する狙いで行われるとのこと。

 NX7700iシリーズはItanium 2を搭載するサーバーで、HP-UX/Linux/Windowsの同時稼働を行える製品。同社は従来よりV Programとしてセレクションパッケージやマイグレーションメニューを提供してきたが、今回はそれを強化し、他社製品からのさらなる移行促進を目指すという。

 まず、サーバー買い換え時に使用中のサーバーの下取りを行う「トレードアップ(下取り)プログラム」では、対象サーバーが他社製品の場合に限り、通常料金の2倍の金額で下取りを行う。さらに、エントリーモデルの「NX7700i/3010E-2」の本体、ネットワークカード、HP-UXを購入する場合、他社製のインターネットサーバー相当品からの移行時に限り、118万3000円(税別)から72万6000円(同)に値引きする「インターネットサーバ特別価格キャンペーン」を実施する。

 また、BEA WebLogic Server Advantage Edition(V8.1)のCPUライセンスを約44%引きの130万円で販売するほか、Solaris経験のあるエンジニアを対象として、HP-UXとSolarisの差分トレーニングを1万4000円で提供する。これらの4つの施策は、すべて12月末までの期間限定で行われるという。

 加えて、NX7700iシリーズの2CPU/4CPUモデルの両製品を対象に、2年/3年後のサーバー売却価格を提供価格から差し引いてリース料金を設定する、「残価設定リースプログラム」も新たに開始される。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0410/2503.html

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( 石井 一志 )
2004/10/25 18:46

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