 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
NEC、2004年度上期連結決算で通期予想を下方修正 |
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
ただし営業利益は期初に見込まれていた640億円を47億円下回った。このため通期の見込みを2200億円から1500億円に下方修正された。 売上高をセグメント別に見ると、ITソリューションが前年同期比1％増の9627億円、ネットワークソリューションが同6％増の8998億円、エレクトロンデバイスがほぼ横ばいの4613億円となり、全体で同1％増の2兆3031億円。営業損益ではITソリューションが342億円、ネットワークソリューションが182億円、エレクトロニクスデバイスが337億円で、全体で593億円の黒字となった。 これを受け通期売上予想は、ITソリューションが前年同期比3％増の2兆1600億円、ネットワークソリューションが同6％増の1兆8900億円、エレクトロンデバイスが同2％減の9100億円、全体でほぼ横ばいの4兆9000億円に、営業損益ではITソリューションが1兆円、ネットワークソリューションが300億円、エレクトロニクスデバイスが550億円と、全体で1500億円にそれぞれ修正されている。 全体で見ると、特にネットワークソリューションが期初予想より118億円下回ったことが大きく、通期予想もここだけで500億円も下方修正されている。この原因について取締役常務の的井保夫氏は「国内の携帯電話端末の出荷台数が減少し、今後の回復が難しいこと」を挙げた。
セグメント事業別の状況と今後の予想について、まずITソリューションは通期売上を2兆1600億円と前年比ほぼ横ばいと予想。SI/サービスは「市場は回復傾向だが厳しい顧客要求が継続する」とし、コンピュータプラットフォームにおいては「DVD市場が競争激化しており、低価格化に対応すべくさらなる原価低減を促進していく。オープン系サーバーは引き続き堅調」、PCについては「コンシューマ市場の低迷が続いているが、ビジネス向けは好調」とし、全体では営業利益が期初計画より100億円下回るものの、ほぼ想定通り進む見方を示した。 ネットワークソリューションは通期売上を1兆8900億円と前年比6％増と予想。「モバイルインフラと国内ブロードバンド事業が好調なものの、モバイル（携帯電話）端末の出荷量が前年同期比7～8％減」となり、営業利益は全体で期初予想より500億円下回る約300億円となるとした。 エレクトロンデバイスは半導体ソリューション事業で「市場のスローダウン、顧客の在庫調整」があったことから、上期売上が前年同期比250億円減、またNECエレクトロニクスが10月27日に年間売上予想を150億円下方修正したことから、通期で9100億円と期初予想より500億円下方修正した。
これを受け同社では、中国の2.5G事業の拡大、海外の3G事業におけるプラットフォームの切り替え、Linuxプラットフォームの開発強化、開発プロセス改革、などの業績回復に向けた対策を挙げている。 ■ ＵＲＬ 日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp/ プレスリリース http://www.nec.co.jp/press/ja/0410/2801.html ■ 関連記事 ・ NEC、2004年度第1四半期は前年同期比で増収増益（2004/07/28）
（ 朝夷 剛士 ）
|
