株式会社日立製作所(以下、日立)とマイクロソフト株式会社は11月8日、SQL Server 2005と日立のストレージ管理ソフト「JP1/HiCommand Protection Manager」を用いたバックアップソリューションの共同開発を行うと発表した。同ソリューションはSQL Server 2005の発売に先行して開発・検証され、2005年に予定されているSQL Server 2005の出荷開始後、速やかに提供されるという。
両社ではこれまでもSQL ServerをベースにしたSANソリューションの共同開発を手がけてきたが、今回はこれをSQL Server 2005まで拡大した。具体的には、現行バージョンのSQL Server 2000に対応しているJP1/HiCommand Protection Managerを新バージョンにも対応させるため、マイクロソフトの協力の下、日立が開発を進める。
またこの新ソフトや日立のディスクアレイ「SANRISEシリーズ」などを用いたソリューションの動作検証を、マイクロソフトの調布技術センター内にある「日立-マイクロソフトSANソリューションテクノロジーセンター」において行う。さらに、開発されたソフトやソリューションの検証結果をふまえ、ミッションクリティカル業務向けのオンラインバックアップソリューションの開発を実施する。このソリューションは、SQL Server 2005発売後の速やかな提供を目指している。
加えて両社では、データベース、OS、管理ソフト、ストレージに関する問い合わせを一括して受け付けられる、トータルなサポート体制を確立。問題発生の際にも、日立、マイクロソフトの両社が一体となって解決するという。また今後は、共同での販促活動実施も予定しているとのこと。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/11/1108.html
( 石井 一志 )
2004/11/08 11:47
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