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日立ソフトとセンドメール、データ流出や紛失防止に向けたメール管理システム
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)とセンドメール株式会社は11月15日、電子メールによる情報流出や重要データの紛失を防止する電子メールデータ保存・管理ソリューションの提供で協業すると発表した。
このソリューションは、日立ソフトの電子メール管理ソフト「Message Finder」と、センドメールのメールコピー製品「Sendmail Message Copier(以下、Copier)を組み合わせたもの。膨大なメールデータの中から長期保管が必要とされるもののみを抽出し保管する機能を持ち、また書き換え・消去禁止機能を持つ光ディスクシステムと組み合わせることで、コンプライアンス(法規制)の遵守を可能とする。
また、Copierが生成する膨大なデータをMessage Finderが維持管理することで、(1)情報流出が可能であるユーザーや、外部に配信されるメールデータすべてを保管することで、問題発生時の調査を対応可能とする、(2)電子メールによって契約を行う場合、契約先のドメインに対して送受信するメールデータを保管することで問題発生時の証拠物件とする、(3)守秘義務契約のある情報を業務委託先に開示する必要がある場合、委託先とのメール送受信データを保管することによりどのような情報を渡したかを明確にして、情報流出に対する監査実施に対応する、(4)クライアントPCの障害時に一定期間のメールを再送しデータを復旧する、などが可能となるという。
なお、これらのサービスはゲートウェイで行われるため、既存のメールシステムを入れ替える必要がない。
販売は日立ソフトより12月から開始される。また両社は、電子メールデータの保存・管理を促進するための共同セミナーなどを予定している。
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URL
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
http://hitachisoft.jp/
センドメール株式会社
http://www.sendmail.com/jp/
ニュースリリース
http://hitachisoft.jp/News/News286.html
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( 朝夷 剛士 )
2004/11/15 12:02
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