日本オラクル株式会社は、同社製品を基盤にソフトウェアを開発・販売を行っている独立系ソフトウェアベンダー(ISV)への支援強化を12月1日より実施する。
今回の発表は、日本オラクルが運営するオラクル製品をベースとしたISVパッケージ検索サイト「On Oracle」プログラムに登録されているISVパートナー300社への営業・技術支援を拡充するもの。オラクルのデータベースやアプリケーションサーバーを基盤としたISVパッケージの普及促進と、中堅・中小規模システムでの市場拡大を目的としている。
営業支援策としては、(1)On Oracleの機能追加や、同社営業およびOracleDirectによる、ユーザーの要望に合わせたISVパッケージの紹介の強化、(2)中堅規模システムのエンドユーザーを対象としたセミナーの定期的開催やISV主催のセミナー対してオラクルの施設などを無償で貸し出すなどのセミナー開催支援、(3)ISVパートナー同士の情報交換の場やメールサービスによるパートナー同士の連絡会の実施、などがある。
一方、技術支援プログラムとしては、(1)ビジネスパートナーの専用ページから技術情報の提供や質問に対する回答などのサポートの実施、(2)「ISVソリューション検証センター」の開設と検証環境の無償提供、(3)最新技術の搭載によるパッケージの機能強化を目指すパートナー向け開発キット提供・技術ドキュメント提供や技術支援、(4)他社製品からの移行や旧バージョンからのアップデートなどを支援する技術セミナーの開催などがある。
また同社では、12月3日に同社本社にてISV企業間の情報交換の場であるISVパートナー向けイベント「ISVフォーラム」を開催し、新プログラム内容の解説と最新技術情報の提供を行う。
■ URL
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
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( 朝夷 剛士 )
2004/11/29 12:56
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