マイクロソフト、サーバー導入支援など中小企業支援施策を強化

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マイクロソフト、サーバー導入支援など中小企業支援施策を強化

　マイクロソフト株式会社は12月7日、中小規模事業所向けソリューションパッケージ「スマートビジネスパック」の12月10日の発売にあわせ、中小企業のIT支援体制を強化すると発表した。スマートビジネスパックは、中小企業向けのサーバーパッケージであるSmall Business Server 2003を核とした、PC50台以下のオフィス向け情報活用ソリューション。今回は、ラオックス株式会社、協立情報通株式会社と共同で、ラオックスのザ・コンピュータ館（秋葉原）から同パック導入を検討しているユーザーを支援する。

　まず、ザ・コンピュータ館を来店するユーザーに対し、定期的にスマートビジネスパックの無料体験セミナーを開催する。受付はザ・コンピュータ館で行い、実際のセミナーは、協立情報通信の東京ITスクール（東京都中央区）で、2005年1月から開始される予定。また協立情報通信はIT推進センター（東京都中央区）においても、随時デモンストレーションを実施するという。さらに同パックを購入したユーザーに対しては、導入・設定サービスやサポートサービスを提供する。これらのサービス提供にあたっては、ザ・コンピュータ館法人カウンターのスタッフが窓口となり、協立情報通信が個別で対応するとのこと。

　マイクロソフトによれば、「従来、店頭でパッケージソフトを購入するほとんどのユーザーは、自らサーバーの導入・設定を行うことが前提だった。しかし今回の3社の協力により、自身でサーバーの導入・設定ができないユーザーに対してもサービスを提供できる」という。なお同社ではスマートビジネスパック発売を記念して、12月10日～12日までザ・コンピュータ館にて、サーバー導入のための無料コンサルテーションを実施するとしている。

　またマイクロソフトは、中小規模事業所向けポータルサイト「経革広場」と、株式会社エヌシーネットワーク（以下、NCネットワーク）が運営するeマーケットプレイス「NCネットワーク」を連携させ、12月6日より運用開始した。

　こちらは、11月19日に発表された「全国IT推進計画」の強化施策の一環として行われるもの。中小製造業向けのeマーケットプレイス展開で実績を持つNCネットワークとの協業強化により、同分野でのサービスを拡充するとともに、国内最大級の中小規模事業所向けeマーケットプレイス/ビジネスポータルとしての、さらなる活性化を目指す。

　従来、NCネットワークでは無償サービス会員の有償会員への移行を目指していたが、今回の協業により、無償サービスとして提供されている経革広場と連動。無償サービス会員のサービス強化、会員数拡大へ向けて活動を強化する。同社は現在約1万社の中小製造業会員「エミダス会員」を獲得しているが、同会員は今後、マイクロソフトの提供する中小規模事業者向けITインフラの3カ月間無償利用や、「スマートビジネスキャンペーン」などのサービス利用が可能となる。

　なおマイクロソフトでは、中小規模事業者向けeマーケットプレイスが散在している状況を改善するため、これらと積極的に連携。中小規模事業に特化したNCネットワークのeマーケットプレイス統合戦略「Hub Japan構想」の展開を進め、今後も各eマーケットプレイスとの連携を進めるなど、統合戦略を推進するとしている。

■ ＵＲＬ
　マイクロソフト株式会社
　 http://www.microsoft.com/japan/
　プレスリリース（スマートビジネスパック導入支援）
　 http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2138
　プレスリリース（NCネットワークとの協業強化）
　 http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2137
　ラオックス株式会社
　 http://www.laox.co.jp/
　協立情報通株式会社
　 http://www.kccnet.co.jp/
　株式会社エヌシーネットワーク
　 http://www.nc-net.or.jp/
　経革広場
　 http://www.keikakuhiroba.net/

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（石井一志）
2004/12/07 17:04

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