続いて同氏は「Oracle EBSを異機種混在環境でも使えることを目指す」とし、11i.10でサポートされる新機能となるBusiness Process Management(BPM)とBusiness Activity Monitoring(BAM)を紹介した。イベント中に発表された「Oracle Application Server 10g R2」では、インテグレーションの機能が大幅に強化されており、11i.10はこれをシステム基盤としている。
データハブ製品としては、顧客データを統合する「Customer Data Hub」に加えて、官公庁・自治体向けに組織間の市民データを統一する「Citizen Data Hub」、金融業界向けに法的書類、マネジメントレポート、パートナーシップ書類などを一本化し、経理計算を自動化する「Financial Consolidation Hub」、クレジットや口座といったアカウント情報のほか、法規制の対象となる情報も一元管理する「Financial Services Accounting Hub」も今回発表されている。同氏はデータハブについて「複数システムをつなぐ新しいインテグレーション技術として、最高の情報を低いコストで提供できる」とした。