日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は12月17日、同社のミドルウェアに対応し、業種に特化したソリューションを提供するISV(独立系ソフトウェアベンダー)向けプログラム、「IBM PartnerWorld Industry Network(以下、PWIN)」および「ISV Advantage for Industries」を国内で開始した。
2つの新プログラムは、いずれも大企業や公共団体向け業種特化型ソリューションの販売促進を目的としたもの。
PWINが対象とする業種は、文教、自動車、銀行、金融、官公庁、ヘルスケア/ライフ・サイエンス、保険、小売、通信の9つ。参加ISVは、日本IBMの検証施設での技術支援や技術コンサルテーション、IBMの業種別白書などの情報が得られるなど、ソリューション開発の支援が受けられる。また、日本IBMのWebサイトで、該当ソリューションが紹介される。
ISV Advantage for Industriesは、PWIN参加パートナーの中で、業績、ミドルウェア資格取得数など一定の条件を満たすISV向けのプログラム。PWINの支援内容に加え、開発用ソフトウェアの無償貸与や、マーケティング費用、販売チャネルの拡販などの支援が提供される。
また同社は、日本システム技術株式会社とISV Advantage for Industries契約を国内で初めて締結し、文教分野において協業を進めていくことで合意したことをあわせて発表している。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www.ibm.com/news/jp/2004/12/12172.html
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( 朝夷 剛士 )
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