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代表取締役共同社長のグレッグ・ピアーソン氏
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インテル株式会社は1月12日、プレス向けの懇親会を開催。その席で米Intelの2004年第4四半期および2004年通期の決算と2005年の事業戦略を発表した。
2004年第4四半期は、売上高96億ドルと第3四半期と比べて13%増、前年同期比では10%増となった。2004年度通期の売上高は342億ドルと前年度比13.5%増、営業利益は101億ドルと前年度比34%増、純利益は75億ドルと前年度比33%増と好調な結果となった。
同社代表取締役共同社長のグレッグ・ピアーソン氏はこの決算内容について、「特に第4四半期は当初売上高を93億ドルと予測していたが、12月に95億ドルに修正したものの、最終的な結果は96億ドルまでになった」と予想を上回る成長となったと説明。2005年第1四半期についても、「88億~94億ドルの範囲となるのではないか。2005年通期については今期も2ケタ成長となる見込み」と、引き続き成長を見込んでいる。
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代表取締役共同社長の吉田和正氏
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2005年の事業戦略について同社代表取締役共同社長の吉田和正氏は、「製造技術、アーキテクチャの革新、ブランド、投資、グローバルな事業展開の5つの課題に取り組んでいく」と説明。一部でいわれているムーアの法則の終焉を否定し、ムーアの法則に沿った開発は続けられると述べた。また、「周波数の向上だけでなく、性能・価格・消費電力などのバランスを取ることも重要」とし、マルチコア化によるトータルなパフォーマンスの向上を目指すと説明した。
エンタープライズ分野に関しては、Itanium 2およびXeonでの64ビット化・マルチコア化を全面的に推進すると説明。吉田氏は、「Itanium 2はハイエンドの大規模システム向けに、ワークステーションでは既存の32ビット資産を活かせるようEM64T対応Xeonを中心に展開する」とした。
■ URL
インテル株式会社
http://www.intel.co.jp/
プレスリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20050111corp.htm
( 福浦 一広 )
2005/01/12 14:10
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