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企業の無線LAN導入率は51.2%、セキュリティへの懸念も残る-IDC調査


国内無線LAN機器市場予測(2003~2008年)
 IDC Japan株式会社は2月1日、国内の無線LAN機器における市場規模の予測を発表した。

 これによると、2004年の市場規模は、アクセスポイントと無線LANカードをあわせた出荷ユニット数ベースで485万2000ユニット、エンドユーザー売上金額ベースで430億円になると同社は予測している。これは、2003年の354万2000ユニット、395億円に対して、出荷ユニット数で37.0%、エンドユーザー売上金額で9.0%の成長率となる。

 同社では、2003年~2008年までの年間平均成長率は出荷ユニット数ベースで22.6%、エンドユーザー売上金額ベースで6.0%になるとみており、2008年には前者が979万9000ユニット、後者が529億円に達するものと予測している。

 また、2004年8月~9月にかけて実施された企業ユーザー調査の結果では、すでに無線LAN環境を導入している割合が51.2%と半数以上を占めている。その一方で、導入する予定がないとするユーザーも17.9%に及んでおり、その理由として、セキュリティに対する懸念が最も大きいという。

 同社アナリストは次のように分析している。「無線LAN機器の低価格化と、IEEE802.11g対応製品の本格的な普及によって、無線LAN機器市場は大きく成長しており、今後もこの傾向は続くものとみている。一方企業ユーザーは、依然としてセキュリティに対する不安を抱えており、これに対応できる製品を適切な価格で提供できるベンダーが優位になる」。



URL
  IDC Japan株式会社
  http://www.idcjapan.co.jp/


( 朝夷 剛士 )
2005/02/01 19:43

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