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イニシア、ポーランド製のネットワーク監視・管理ツールを国内投入 |
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イニシアへの社名変更の第1弾製品として、ポーランドに本社を持つAdRem Software（アドレムソフトウェア）が開発したネットワーク監視・管理ツールである「AdRem netcrunch（アドレムネットクランチ）」を、2月15日から出荷する。 「このツールなしで、企業のネットワークポリシーをどう決定するのか、といえるだけのプロダクトになる」（イニシア・平里守人社長）と位置づけているほか、「ネットワークの障害をいかに事前に発見し、それを視覚的に管理できる製品」（アドレムソフトウェアのアジアパシフィックビジネスディビジョン・森弘子アジア担当マネージャー）としている。 AdRem netcrunchは、簡単な導入とともに、ビジュアル的なネットワークの監視、管理を可能とした点が特徴で、「これまでの管理ツールは、操作や製品体系が複雑であり、ベンダーの特定ツールに依存されることから導入の手間や運用に手間がかかるという問題があった。また、導入、コンサルティング、トレーニング、メンテナンスで数百万円もの費用がかかったり、運用開始までに時間がかかるという問題もあった。AdRem netcrunchでは、コストを4分の1から、5分の1に削減でき、こうした問題が解決できる」（森マネージャー）と話す。 ネットワークマップを自動作成し、Web上から、視覚的に掌握できる環境を用意。TCP/IPサービス、Windowsサービス、Windowsパフォーマンス、SNMPパフォーマンス、syslogなどの監視、管理が可能。スイッチごと、ルータごと、サーバーごとといった目的別のマップも自由に作成できる。また、障害発生時のアラート通知の送信、サーバーの再起動などの自動修復アクションの実行などを行う。さらに、サービス・パフォーマンスなどの各種レポートを作成し、管理者の利便性、管理性を高めている。 「ネットワークマップの作成は、直感的なウィザードを利用することで、わずか4クリックで生成することができるほか、管理者の要求にあわせてマップを作成できる手動モードも用意している。実際にネットワークの接続構造を表す物理的トポロジーマップも特徴のひとつで、リアルタイムでのステータス表示も簡単な操作で実現できる」（同）としている。 なお、価格は現時点では未定。「2月15日に発表したい」としている。
同社では、コンシューマ向け製品として、パソコンの画面を水槽とする「Ocean Box」などのデジタルフィッシュ製品群、パノラマ画像や3D画像を簡単に作成できるデジカメ活用ソフト「Digital Spice」などを発売している。また、企業向けのセキュリティ製品としては、パソコンの操作をモニターし、情報漏えいを抑制する「Golden Eye」、暗号化した仮想ドライブにファイルを保存する「TVD Secure Virtual Disk」、画像透かし、IDを埋め込み、著作権を守る「Image Coat」などを製品化している。そのほか、ネットワークカメラといったハードウェア製品や、gooに提供しているgooIDメモリー、日中英のWeb辞書検索サービス「マイトランス」などのサービス関連製品も投入している。 「イニシアの特徴は、世界中の製品を台湾の拠点を中心に仕入れ、ローカライズして日本で販売するほか、価格競争力のある製品を海外で開発してOEMするといった事業を中心に展開する。ニッチマーケットに対する自社ブランドでの直販、店頭販売や、海外のユニークな製品をネット通販を行うことにも取り組んでいきたい」（イニシア・蒲地寛取締役）としている。 インテリジェントウェイブの安達一彦社長は、「世界中からユニークに製品を持ってくることができる企業にしたい。将来的には上場も目指したい」とした。
■ ＵＲＬ イニシア株式会社 http://www.inisia.co.jp/ AdRem Software http://www.adremsoftware.jp/
（ 大河原 克行 ）
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