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キヤノンSOLとSAP、著作権管理ソリューションで協業


 キヤノンシステムソリューションズ株式会社(以下、キヤノンSOL)とSAPジャパン株式会社は2月21日、著作権管理ソリューションの分野で協業すると発表した。今後、共同で放送・出版・新聞・高刻などのメディア企業や映画・キャラクター・ゲームなどのエンターテイメント企業に対する著作権管理ソリューションの導入を促進させ、エンタープライズソリューションの市場開拓を図る。

 今回の協業内容は、1)国内のメディア企業やエンターテイメント企業への円滑な導入を図るため、SAP IPM(Intellectual Property Management)の日本向け機能の開発、2)両社共同で行う著作権管理ソリューションマーケティング活動、など。

 SAP IPMは、SAPのメディア・エンターテイメント産業向けのソリューションチームが、海外の大手映画制作会社、放送局、出版社などをパートナーに招いて設計・開発を行った製品。著作権を獲得・販売する際の契約管理、ロイヤリティの計算、ワンソース・マルチユースに対応する複雑な権利の相関関係を管理できる。また、会計や販売といったmySAP ERPの他機能と統合されているため、入荷数量や販売金額を自動的に取得してロイヤリティ計算に利用したり、支払額や請求額のデータを会計機能に自動的に送信することが可能。

 両社は、製造業をはじめ、問い合わせの多い商標や特許といった産業財産権の管理へのSAP IPMの展開も検討していく予定。



URL
  キヤノンシステムソリューションズ株式会社
  http://www.canon-sol.co.jp/
  SAPジャパン株式会社
  http://www.sap.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.canon-sol.co.jp/topics/20050221sap.html


( 福浦 一広 )
2005/02/21 18:33

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