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米BEA Systems Javaランタイムプロダクト ゼネラルマネージャ兼バイスプレジデントのボブ・グリスウォルド氏
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米BEA Systems CTOオフィスディレクターのマイケル・スミス氏
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日本BEAシステムズ(以下、BEA)は3月9日、プレスブリーフィングを開催し、先ごろ発表されたEclipse Foundationに戦略的開発メンバーとしての参加と、今後のEclipseへの対応について会見を行った。
米BEA Systems Javaランタイムプロダクト ゼネラルマネージャ兼バイスプレジデントであるボブ・グリスウォルド氏は、BEAのJava開発環境である「WebLogic Workshop」を、Eclipseのプラグインとして提供していくと発表した。「Daybreak」というコードネームで呼ばれるWebLogic Workshopの次期バージョンでは、WebLogic Workshop IDEフレームワークの実装を、Eclipseのオープンツール・プラットフォームへと移行する予定であるという。
もともとEclipseを開発したIBMの影響が強かったためか、これまでBEAではEclipse Foundationに対して、やや距離を置いてきた。しかし昨今のEclipseの普及や、IBMから独立した組織として運営されることになったことがあり、ここにきてBEA以外にもEclipse Foundationに参加を表明したベンダが増えた。米BEA Systems CTOオフィスディレクターであるマイケル・スミス氏はEclipse Foundationへの参加に関して、「WorkshopとEclipseには、それぞれ得意な分野と苦手な分野がある。協力することでお互いを補うことができるだろう」と述べた。
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Eclipseプラグインとして動作する「JRockit Runtime Analyzer」
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具体的にBEAがEclipseプロジェクトへの提供を予定しているのは、WebLogic JRockit JVM用のEclipseプラグインである。グリスウォルド氏は、JavaVM JRockit JVMについて、「パフォーマンスだけではなく可視性と管理性の高さも特徴」と語る。4月にリリースが予定されているJavaVM JRockit JVMでは、メモリリークを検知する「Memory Leak Detector」、アプリケーションのボトルネックを調査するプロファイラ「JRockit Runtime Analyzer(JRA)」などがEclipseのプラグインとしても提供される。さらに今後BEAでは、今年の第4四半期に「Deterministic Garbage Collector」、来年には「Resource Manager」の機能をリリースする予定である。
■ URL
日本BEAシステムズ
http://www.beasys.co.jp/
プレスリリース
http://www.beasys.co.jp/news/japan/2005/2005022201.html
( 北原 静香 )
2005/03/10 14:04
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