株式会社日立製作所 情報・通信グループと、マイクロソフト株式会社は、Windowsの基幹システム分野への適用に向けた提携を強化することで、3月25日に合意した。
今回の合意により、日立は.NET技術の専門技術者の育成に向け、同社内に専任組織「Center of Excellence」を4月1日に設置する。マイクロソフトはここに専任技術コンサルタントを常駐させ、.NET技術やそのノウハウ、および各種テクニカルサポートを日立に提供する。日立では同組織において、Windows Server Systemや.NETの技術・実績を持つ専門技術者を2005年度中に100名育成し、ソリューション提供時のサポート体制を強化するとしている。
また日立は、これら技術支援などを基に、5月より「.NET対応ベストプラクティススイーツ」を順次提供開始する。.NET対応ベストプラクティススイーツは、アプリケーション連携時のトランザクション基盤を提供する「オープンミッションクリティカルアプリケーションフレームワーク」、ブレードサーバー上でWindowsサーバーを統合する「コンソリデーション」などの.NETテクノロジーを基盤とする製品群が含まれる。
このスイーツの提供に先立ち、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、統合システム運用管理ミドルウェア「JP1」、 .NET対応分散トランザクション制御ミドルウェア「OpenTP1 for .NET Framework」などの各種製品と、マイクロソフトのWindows Server Systemとの組み合わせにおける性能・技術評価を、日立の「BladeSymphonyコンピテンスセンター」にて共同で実施する。 さらにスイーツの拡販に向けたセミナーなどを両社共同で行う。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/03/0328.html
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( 朝夷 剛士 )
2005/03/28 12:45
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