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サンとSAP、シンクライアントを使ったERPシステム構築で提携 |
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サン・マイクロシステムズ株式会社（以下、サン）とSAPジャパン株式会社は4月11日、情報漏えい対策をはじめとするセキュアなERPシステムを共同で構築し展開することで提携すると発表した。 この提携により両社は、端末側にHDDなど記憶装置を持たないサンのシンクライアント「Sun Ray」、サーバー側に「Solaris 10」、およびSAPのERPアプリケーションを組み合わせたシステムを、地方自治体や一般企業などに向けて拡販する。この第1弾として両社は、Sun RayとJ2EE上で動作する「SAP公会計ソリューション」のフロントエンド部分の共同開発に着手する。 SAP公会計ソリューションは、ERPをベースに地方公共団体や独立行政法人などの公共機関向けの機能を追加し、地方自治体で利用される単式簿記の会計と、一般企業が利用する複式簿記の会計の双方に対応する。従来の予算編成や予算執行の機能だけでなく、官庁会計をベースとした執行業務から企業会計データの作成や、企業会計の仕訳処理から官庁会計用データの作成をリアルタイムに行うことが可能。これにより、地方自治体で利用される単式簿記の会計と一般企業が利用する複式簿記の会計を同時に行え、地方自治体がより経営的な視点で会計管理を行うことが可能になるという。 両社は、すでに引き合いのある複数の自治体への共同提案を開始しており、今後セキュアERP市場の拡大を目指すとしている。 ■ ＵＲＬ サン・マイクロシステムズ株式会社 http://jp.sun.com/ SAPジャパン株式会社 http://www.sap.com/japan/ プレスリリース http://jp.sun.com/company/Press/release/2005/0411.html
（ 朝夷 剛士 ）
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