日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は4月13日、販売パートナー制度を刷新し新たなパートナープログラムの導入など、PCやx86サーバーを中心とした販売体制の強化策を発表した。
まず、販売パートナー向けのプログラムとして、メンバーシップ制度と認定プロフェッショナル制度からなる「パートナー・ワン(PartnerONE)」を新たに導入する。これは、従来の「販売特約店」「販売店」からなる契約形態を改め、「プレミアビジネスパートナー」「プレミアエンタープライズビジネスパートナー」「ビジネスパートナー」「販売店」の4つのメンバーシップレベル、および「ディストリビューション・パートナー」に分類。売上実績や技術力など認定基準に応じて支援策や報奨制度を分け、パートナーのより高いレベルへの成長を促す。ディストリビューション・パートナーは、ほかの4つと異なり、同社製品を販売するための流通基盤と全国規模の販売能力を持ち、共同でパートナーへの販売支援活動や新規販売パートナーの開拓を行うパートナー企業。
これにともない、x86サーバー「HP ProLiant」のエンジニア向け資格認定制度を強化し、2005年度中に資格者50%増を目指すほか、これ以外の製品の日本語版資格制度を導入し、よりハイエンド製品でのパートナーの技術力向上を推進する。
また、PCやx86サーバーの低価格化への対応策として、パートナーと共同での流通コスト削減の推進や、地方での販売力強化を目的とした地域販売店やSIerの支援強化を図る。
同社では、これらにより2005年度のビジネスPCとx86サーバーの合計販売台数で対前年度比25%の成長を計画している。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
プレスリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-080.html
( 朝夷 剛士 )
2005/04/13 15:38
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