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シヤチハタとスカイコムが提携－電子印鑑に対応したPDFビューアを無償で配布 |
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シヤチハタは1995年より電子文書での捺印・決裁を行える「パソコン決裁」を販売している。一方のスカイコムは、PDF作成ソフトの開発企業で、低価格で製品を提供している。今回の提携は、低価格のPDF作成ソフトを用いることで、企業の電子文書化を促進することを大きな狙いとしている。 SkyPDF Viewerは、PDF文書の高速表示、XML入出力、電子捺印、フォーム入力、JPEG2000、文書の保存などに対応したPDF閲覧ソフト。あわせて提供されるSkyPDF Toolsは、SkyPDF Viewerの機能に加えて、PDF文書の生成、電子署名機能などを持つPDF生成ソフト。PDF 1.5に対応しており、同じPDF文書を閲覧した場合、Acrobat Reader 7よりも高速起動するとしている。なお、SkyPDFで作成されたPDF文書のみを保証対象としているが、他のPDF生成ソフトで作成したPDF文書もほぼ問題なく閲覧できるとしている。
シヤチハタ取締役副社長の舟橋正剛氏は、「PCの高機能・低価格化や、e-文書法などの各種法の整備により、電子文書を利用する環境が整ってきた。これまで、弊社のパソコン決裁は部門レベルでの導入が主であったが、今回の提携により、全社での採用につなげたい」と述べた。 スカイコム代表取締役社長の荒武捷二氏は、同社のSkyPDF Viewerを無償で提供することについて、「弊社としては思い切った決断」であったと説明。「電子文書のインフラを充実させるためにも、無償配布を行うことを決めた」と述べた。 価格は、パソコン決裁 電子印鑑パックが6800円から、SkyPDF Tools 1.2のライセンス版が8000円、パッケージ版が9800円。SkyPDF ViewerおよびSkyPDF Tools 1.2の出荷開始は6月下旬を予定している。SkyPDF Toolsの販売について、両社は年間50万ライセンスを目標としている。
■ ＵＲＬ シヤチハタ株式会社 http://www.shachihata.co.jp/ 株式会社スカイコム http://www.skycom.jp/
（ 福浦 一広 ）
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