日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)とマイクロソフト株式会社は6月20日、SQL Server 2005の出荷開始を見据えて、64ビットデータベース市場に向けた取組みを強化すると発表した。
両社では、2003年8月からミッションクリティカルシステム分野での協業を開始しているが、2004年4月からは、64ビットデータベース市場に向けた取り組みとして、日本HPのハイエンドIPFサーバー「HP Integrity Superdome」(以下、Superdome)と、SQL Server 2005を組み合わせた共同検証プロジェクトを実施。あわせて、技術者の育成プログラムも実施してきた。
今回はこうした施策に加えて、両製品を利用したレプリケーション、障害時のフェイルオーバー、バックアップ、障害復旧などの検証と、スケーラビリティを含めた性能検証を行い、SQL Server 2005をベースにした高可用性技術、ノウハウの早期確立を目指すという。
また技術者向けの施策としては、全世界のHewlett-Packardで実施されているマイクロソフト技術者のコミュニティ「Microsoft Technology プロフェッション・プログラム」を、日本HPにおいても展開開始する。同コミュニティは、技術者のスキル向上と情報共有を目的としたもので、日本HPでは、同コミュニティの活動と、従来より行われているトレーニングプログラムの活用などによって、SQL Server 2005の製品出荷までに、同製品ベースのシステム実装に精通した技術者をのべ300人以上育成するとしている。