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富士通、ITの最新技術を展示するイベントを都内で開催 |
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富士通株式会社は7月14～15日に、プライベートカンファレンス「富士通フォーラム2005」を東京都千代田区の東京国際フォーラムにて開催する。入場は無料。 このイベントでは、同社が研究開発するITソリューションの展示やデモが行われる。今年の展示で多く目にするのが、モバイル端末やRFIDなどを活用した新しいビジネス・ライフスタイルのデモだ。昨年の同イベントでも数多く見ることができたが、今年はすでに実用化段階に入っているものもある。 ■ 実用化された無線IP端末を使ったモバイルソリューション
利用する端末は、昨年参考出展されていたものと同型で、無線LANによるVoIPとCFカード経由のPHS（Willcom）によるデュアル通信が可能な「WiPCom1000」。Windows CEをベースにWebブラウザやメール、プレゼンス管理、PIMなどのアプリケーションが利用可能となっており、端末の場所に応じて、無線LAN（インターネット、イントラネット）、内線、外線などから最適な通信手段を自動的に選択し、通話やデータ通信が可能。また、今後はLinux、Symbian OSに対応したモバイル端末もサポートする予定としている。 各端末のプレゼンスやスケジュール情報は、センター側で一括管理され、誰がどこで何をしているかが瞬時に把握できるという。また、急な仕事を出先にいる人に割り振りたい場合、スケジューラーを使って依頼し、当事者がこれを確認・承諾すれば、センター側のスケジューラーに自動的に加えられ、各端末から確認できるといったことが可能となっている。 また、オプションの「PoC/W（Push to talk over Cellular/Wireless）」機能により、複数端末への音声・データの同時配信が可能。同社が提供する開発ツールキットを利用することで、基幹業務と携帯端末との連携アプリケーションを開発することができるという。
■ ユニークな社内情報管理ソリューション、RSSリーダーも 社内の情報管理においても新たなソリューションが展示されている。富士通研究所が地域金融機関と共同研究・開発した「ビジネス情報ナビゲーター」は、企業内に散らばるさまざまな形式の情報を収集し、XMLやRDFといった共通フォーマットで統合、情報を多角的に視覚化するというソリューション。2006年に金融業界向けに提供することを計画しており、それ以外にも応用することが可能だとしている。
このほか会場では、同社のIT基盤「TRIOLE」を支える各種サーバー・ストレージ製品の実機や、電源なしでカラー表示でき、曲げることができるという電子ペーパーなどといった最新技術に触れることができる。
■ ＵＲＬ 富士通株式会社 http://jp.fujitsu.com/ 富士通フォーラム2005 http://forum.fujitsu.com/2005/tokyo/featurestory/vol2.html プレスリリース「USX」 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/07/12.html プレスリリース「FR-V搭載モバイルIP端末」 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/07/13.html プレスリリース「ビジネス情報ナビゲータ」 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/07/13-2.html プレスリリース「ハイブリッドRSSシステム」 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/07/11.html ■ 関連記事 ・ 「近未来のオフィス」を富士通が公開（2004/07/07）
（ 朝夷 剛士 ）
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