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PC出荷が企業・家庭ともに好調、今後も続くとの予想-IDC Japan調査


国内PC出荷台数上位5社のシェアと対前年成長率
 IDC Japan株式会社は8月3日、2005年第2四半期(4月~6月)の日本国内におけるPC市場の出荷速報を発表した。これによると、同期の国内PC出荷台数は、対前年同期比9.8%増の350万台となった。

 第2四半期は、家庭・ビジネス市場ともに対前年同期比が前期よりさらに改善し、特に家庭市場での需要回復が目立った。同社アナリストは「高成長を記録したベンダーはすべてポータブルPCにおいて高い伸びを示している。デスクトップPCに続いてポータブルPCにおいてもコモディティ化が進んでおり、ベンダー各社は激しい価格競争にさらされている」と分析している。

 ベンダー別シェアでは1位が19.5%のNEC、2位が16.7%の富士通、3位が13.7%のデル、4位が8.9%の東芝、5位が6.5%の日本HP。前期と順位は変わってないが、前年同期と比較すると、外資系ベンダーであるデルと日本HPがともに25%以上の伸びを示している。デルは特にノートPCにおいて対前年同期比48.4%増の高成長、日本HPも全体的な高成長により前期より5位にランクインしている。

 IDC Japanでは、第3四半期においても家庭・ビジネス市場ともに好調を維持すると見込んでおり、従来の予測の上方修正を行う予定としている。この要因として、企業収益の回
復にともなう投資拡大や雇用拡大、家計所得環境の改善などを挙げており、さらにセキュリティへの関心の高まりによるビジネス向けPCの買い替え需要の増大も見込まれるという。



URL
  IDC Japan株式会社
  http://www.idcjapan.co.jp/


( 朝夷 剛士 )
2005/08/03 16:45

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