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松下電工IS、各社のシンクライアントを比較・体験できる「実感体験コーナー」


代表取締役社長の河村雄良氏

同社営業オフィスの様子。シンクライアントを業務用の端末として利用している
 松下電工インフォメーションシステムズ株式会社は9月1日、同社八重洲オフィスのSOLUTION PLAZA内に各社シンクライアントを総合展示した「SOLUTION PLAZAシンクライアント実感体験コーナー」を開設した。あわせて、同社営業オフィスの業務端末約30台をシンクライアントに移行し、シンクライアントの実証オフィスとして公開した。

 同社は、98年よりシンクライアント事業に取り組んでおり、学校・自治体・一般企業などへの導入実績を持っている。同社代表取締役社長の河村雄良氏は、「シンクライアントにはさまざまな方式があるが、弊社ではそれぞれの方式に対応できるよう、各ベンダーの製品を取り扱っている。この“マルチベンダー”に対応しているのが強み」と説明。今回開設したシンクライアント実感体験コーナーは、各方式に対応する各社の端末を取り揃え、実際に使用感などを体験できるのが特長となっている。

 シンクライアント実感体験コーナでは、1)Windows CEベースのWindows-Based Terminal、2)Windows XP Embedded、3)ネットワークブート、の3タイプのシンクライアントを体験できる。シンクライアントのもうひとつのタイプであるブレードPCは、スペースの関係で現時点では展示していないとのこと。同社取締役ソリューション営業本部 本部長の種谷数廣氏は、「これまでは“PCかシンクライアントか”という段階であったが、これからは“どのシンクライアント”かという段階に入っているのではないか。このシンクライアント実感体験コーナーでは、各ベンダーのさまざまな方式のシンクライアントを比較することができる」とメリットを強調。「ユーザー本位で選んでいただける」ことを目指したと述べた。


用途別に展示されたシンクライアント 左右に用意されたディスプレイで用意された7台の端末の操作性を確かめることができる

中国STRAT社製の低価格端末。シンクライアントは安くないというイメージを払拭するために用意したという Windows XP Embedded搭載の日本HPの端末「HP Compaq t5710 Thin Client」 日本HPの端末に、認証用のICカードを付加したモデル

Windows XP Embedded搭載のNexterm PVII。ホストエミュレータを搭載しており、ダム端末としての用途に対応したモデル Windows CEベースのDeskWave IC。同社オリジナルの端末で、ICカード認証に対応している

Windows CEベースのNexterm SVII ネットワークブート方式のデルのThinPC

タッチパネル式のシンクライアント。HDDを内蔵していないため、工場など粉じんの多い場所にも設置できるのがメリット 既存のPCを端末として利用したシンクライアント デルのThinPCを用いたネットワークブート型のシンクライアント。シンクライアント搭載のCPUやメモリをそのまま利用できるため、CADなども利用可能なのが特長


URL
  松下電工インフォメーションシステムズ株式会社
  http://www.naisis.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.naisis.co.jp/press/log/20050901.html


( 福浦 一広 )
2005/09/01 18:34

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