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日本BEAの新ライセンス体系、「デュアルコアもシングルコアと同価格」


 日本BEAシステムズ株式会社(以下、日本BEA)は9月29日、同社のソフトウェア製品をデュアルコアプロセッサ上で利用する場合の価格を発表した。新価格体系では、デュアルコアプロセッサを利用していても、シングルコアと同価格で提供される。適用は10月1日より。

 現在インテルでは、発表を数週間以内に控えるデュアルコアXeon「Paxville」(開発コード名)をはじめとしたマルチコアプロセッサの開発を、サーバー向けプロセッサの分野でも急ピッチで進めているが、日本BEAは、インテルが進めているマルチコア搭載サーバープラットフォームのロードマップに対しても支持を表明した。

 日本BEAは今回の発表によって、「BEAとインテルは、企業ユーザーがパフォーマンスや信頼性を犠牲にすることなく、さらなる低コストでサービス指向のアプリケーションを配備できるように協力していく」としている。

 なお、マルチコアプロセッサを対象としたソフトウェアライセンス価格に関しては、日本オラクルがコア数×0.75をプロセッサ数として計算する方式を採用しているほか、マイクロソフトはコア数にかかわらずプロセッサ単位でライセンスすると発表するなど、対応が分かれている状況だ。



URL
  日本BEAシステムズ株式会社
  http://www.beasys.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.beasys.co.jp/news/japan/2005/2005092901.html

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( 石井 一志 )
2005/09/29 15:56

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