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サイバーエージェントとサイボウズ、ビジネスポータル運営の合弁会社を設立


サイボウズ代表取締役社長 青野慶久氏(左)とサイバーエージェント代表取締役社長 藤田晋氏(右)

新会社に対する両社の役割
 株式会社サイバーエージェントとサイボウズ株式会社は10月4日、ビジネス個人ユーザー向けのポータルサイトを運営する合弁会社(仮称:cybozu.net株式会社)を設立することで基本合意した。

 この合弁会社は、現在サイボウズが運営する「cybozu.net」および「サイボウズNET」を譲り受け、2006年1月をめどに両サイトを融合、ビジネスユーザー向けの情報やRSSリーダーを中心としたツールの提供を行っていく。出資比率はサイバーエージェントが60%、サイボウズが40%。サイバーエージェントらが窓口となる広告を主な収入源とし、一定比率のロイヤリティをサイボウズが受け取る。サイボウズはサイト運営や技術提供を行う。

 従来、サイボウズはグループウェアと連動したポータルサイトであるサイボウズNETを運営し、8月にはRSSリーダー機能を核としたcybozu.netを開設していたが、「1日19万人のユーザーを集めるものの、我々は“ソフトウェアの技術屋”で広告などのノウハウもなく、ビジネスに結びつけることができなかった」(サイボウズ代表取締役社長 青野慶久氏)。そこでネット広告代理店業で業界トップ、また自社でメディア事業も展開するサイバーエージェントと協業し、これらを新たな収入源とする狙いだ。

 一方サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏は「従来よりサイボウズ(のグループウェア)ユーザーで、社内では“協業してみたい”“ビジネスポータルサイトをやってみたい”という声があった」という。新会社には「アメーバブログ」をはじめ数々のメディアを運営するノウハウの提供や、自社メディアからの誘導も行い相乗効果を図る。広告枠は自社販売のほか、他社が販売するものも受け付ける。

 新サイトの具体的なイメージはまだ固まっていないが、cybozu.netのRSSリーダー機能を活用し、利用者がカスタマイズできるポータルサイトとする方針。今後3年間に利用者数を4~5倍に増加させ、売上10億円を目指す。



URL
  株式会社サイバーエージェント
  http://www.cyberagent.co.jp/
  サイボウズ株式会社
  http://cybozu.co.jp/
  cybozu.net
  http://www.cybozu.net/
  サイボウズNET
  http://biz.cybozu.co.jp/biz/
  プレスリリース
  http://cybozu.co.jp/company/news/2005/20051004.html

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  ・ “RSSをフル活用”サイボウズの新ポータルサイトとは?(2005/06/17)


( 朝夷 剛士 )
2005/10/04 11:01

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