米McDATA Corporation(以下、McDATA)は11月18日、富士通株式会社、日本電気株式会社(以下、NEC)、株式会社ネットマークスの3社と、パートナープログラム「OPENready」における「相互運用(Interoperability)パートナー」契約を締結したと発表した。
OPENreadyは相互運用性や技術的なソリューションの適合性を機器メーカー、ソフトメーカーとMcDATAで検証しあうプログラム。このうち今回締結された相互運用パートナー契約は、McDATAのソフト、ハードとの相互運用性検証を優先的に実施できる契約で、日本国内だけでなく世界的なアライアンスになるという。
この契約は即、販売契約に結びつくものではないが、従来、富士通はMcDATA製品をほとんど使っておらず、NECもHPC分野以外のオープン系、メインフレーム系ソリューションの分野では扱ってこなかったため、McDATAでは今回の契約締結を進歩として前向きにとらえている。
McDATAの日本法人でカントリーマネージャを務めている石本龍太郎氏はこれに関して「採用していただくきっかけにできればいい」としたほか、「海外で、両社の製品と使っているユーザーが(McDATA製品を導入して)ヘテロジニアスSANを構築するきっかけになるかもしれない」と語り、今後のビジネス展開に意欲を示した。
またネットマークスについては、「さまざまなメーカーのストレージ機器を扱っており、多様なインストールベースをお持ちだ。そうしたユーザーにヘテロジニアス環境を提供するにあたって、ベースとなるものを提供できればと考えている」と述べた。
■ URL
米McDATA Corporation
http://www.mcdata.com/
マクデータ・ジャパン株式会社
http://www.mcdata.jp/
( 石井 一志 )
2005/11/18 16:48
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