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ソフトイーサ製次世代VPNソフトの正式名称、「PacketiX VPN 2.0」に決定


PacketiXのロゴ
 ソフトイーサ株式会社は11月17日、同社が開発中の次世代VPNソフト「SoftEther VPN 2.0(仮称)」の新名称として、「PacketiX(パケティックス) VPN 2.0」を採用したと発表した。提供開始は11月30日の予定。

 PacketiX VPN 2.0は、ソフトイーサが開発中の次世代VPNソフトで、すでに提供されているVPNソフト「SoftEther 1.0」が持つ大半の機能と同等、もしくはそれ以上のものを備えている。新機能として、レイヤ3スイッチを仮想化する機能や、スマートカードによるユーザー認証機能などを備えるほか、速度の向上、スケーラビリティの向上などさまざまな点が強化されているという。

 新名称であるPacketiXは、データの最小単位「Packet」と、インターネット上の相互接続点「IX(Internet-eXchange)」を組み合わせた造語で、「通信量の増大に対応可能な信頼性のあるソフトウェア」の意味を込めて採用された。

 今回の件について、PacketiX VPN 2.0の商用版販売を担当するソフトイーサVPN株式会社の代表取締役、中村満氏は同社のWebサイトで次のようにコメントした。「SoftEther VPN を発明したソフトイーサ株式会社代表取締役の登大遊は、2005年11月、心新たにSoftEther VPNの名称をPacketiX VPNと革新して、この新しいブランドのもとで製品開発を展開していくこととなりました。ソフトイーサVPN株式会社は、この心意気に追随することでPacketiXブランドを普及させユーザーの裾野を広げていく所存です」。

 なおPacketiX VPN 2.0と、SoftEther 1.0や、三菱マテリアルから発売されているその商用版「SoftEther CA 1.x」とは、ソースコードツリー自体が異なるまったく別の製品であり、通信の互換性などはないという。また、アップグレードも提供されない。



URL
  ソフトイーサ株式会社
  http://www.softether.com/jp/vpn2/
  ソフトイーサVPN株式会社
  http://us.softether.co.jp/sales/

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  ・ コマンドライン用のユーティリティを搭載した「SoftEther VPN 2.0 RC2」公開(2005/11/07)


( 石井 一志 )
2005/11/18 18:01

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