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Linux、Java、データベースの3資格取得支援プログラム「トリプル・クラウン」


トリプル・クラウンの対象資格。各資格のエントリー部分が対象となっている
 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下、LPI-Japan)、サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)、日本オラクル株式会社は11月25日、共同でITエンジニア育成支援プログラム「トリプル・クラウン」を実施すると発表した。実施期間は、11月25日より2006年8月31日まで。

 トリプル・クラウンは、Linux、Java、Oracleデータベースの3つの知識を取得することで、ITエンジニアの技術力の裾野を広げることを目的としたプログラム。日本オラクル オラクルユニバーシティ ビジネス推進部の杉山真理子氏は、「専門的な知識を身につける場合、関連する技術もあわせて理解する必要がある。トリプル・クラウンは、広範な汎用性を身につけるためのプログラム」と説明する。なお、トリプル・クラウン用に資格試験が新たに用意されるわけではなく、対象となる資格の取得支援と取得後の特典提供などが提供されるプログラムとなっている。

 トリプル・クラウンの対象となる資格は、LPI-JapanのLPIC Level1、サンのSun Certified Java Associate(SJC-A)、日本オラクルのORALCE MASTER Bronze Oracle Database 10gの3つ。これらの資格を新規に取得する人、もしくはLPI-JapanのLPIC、サンのサンJava認定資格、日本オラクルのORACLE MASTER DBA(それぞれレベル、バージョン、種類は問わず)の資格取得者で、トリプル・クラウンの対象資格を取得する人に対し、受講チケットの優待(10%オフ)やノベルティの提供などが行われる。なお、特典の内容については調整中とのこと。


日本オラクル 執行役員 本部長の武井直氏、「資格は知識を担保するもの。正確な知識を身につけることは重要」とベンダー資格の重要性を強調 LPI-Japan 理事長の成井弦氏、「Web・メールサーバーでLinuxは50%以上のシェアを獲得しているが、人材不足が問題。LPICはそれを補う資格」 サン エデュケーション・サービス本部 本部長の高橋弘行氏、「SJC-Aは、今年9月にスタートしたエントリー向け資格。Javaテクノロジーの全体像を広く理解することを目的としている」


URL
  特定非営利活動法人エルピーアイジャパン
  http://www.lpi.or.jp/
  サン・マイクロシステムズ株式会社
  http://jp.sun.com/
  日本オラクル株式会社
  http://www.oracle.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1497

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( 福浦 一広 )
2005/11/25 18:17

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