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米CA CEO兼社長のジョン・スウェインソン氏
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コンピュータ・アソシエイツ株式会社 代表取締役社長のジョン・リューベン氏
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米Computer Associates International(以下、CA)CEO兼社長のジョン・スウェインソン氏の来日に伴い、12月15日に記者向け説明会を開催。11月に米ラスベガスで開催した年次カンファレンス「caworld 2005」で発表した戦略を発表した。また、あわせて日本法人のコンピュータ・アソシエイツ株式会社 代表取締役社長に新たに就任したジョン・リューベン氏も出席し、日本市場での展開もあわせて発表した。
同社はcaworld 2005において、社名変更を発表している。この社名変更についてスウェインソン氏は、「市場調査を行ったところ、多くの人が混乱していることがわかった。つまり、Computer Associatesとはコンピュータの会社なのか、ソフトウェアの会社なのか、それともハードウェアを扱っている会社なのか、なにものなのかがわからないという結果が出た。今の社名は一番いいブランドではないということだ。しかし、社名を(完全に)変えるのは賢い選択ではない。過去を継続しつつも、変革するというシグナルは出すべきとの結論に達し、CAを新社名として採用した」と説明。ロゴもCとAをより密着させたものに変更し、統合と簡略化を表したとしている。
また、新ビジョン「EITM(Enterprise Information Technology Management)」も発表。EITMは、IT環境のあらゆる要素や資産を可視化し、ビジネスニーズとの整合性を図るビジョンでありアーキテクチャ。スウェインソン氏は、「企業はさまざまなITベンダーの製品を購入して利用している。これを統合し管理を一元化することは重要」と述べ、EITMによって実現可能であるとした。
同社では、このEITMを実現する製品として、IT管理ソリューションを開発。caworld 2005では、EITMに対応する26の新製品を発表した。また、既存製品のうち80製品もEITMを利用するとしている。「EITMはモジュール方式で設計されているので、ユーザーは必要な機能から利用していくことができる。小さくはじめて大きくできる」と、採用しやすいデザインであるとした。
日本法人の新社長に就任したリューベン氏は、日本市場について「潜在力の大きな市場」と述べ、同社の成長の大きな鍵を握っているとした。取り組み方については、「よいパートナーシップを結ぶことが重要」と、パートナー企業との関係強化を軸とした展開を行うと表明。パートナーシップの拡大に伴い、組織構造も変わることになると述べ、「すべてのセグメントに対して営業できる体制にする」とした。
■ URL
コンピュータ・アソシエイツ株式会社
http://www.caj.co.jp/
( 福浦 一広 )
2005/12/15 19:04
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