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インテル、Centrino DuoとViivをお披露目


代表取締役共同社長の吉田和正氏
 インテル株式会社は1月10日、同社の新プラットフォーム「インテルCentrino Duoモバイル・テクノロジ(以下、Centrino Duo)」および「インテルViivテクノロジ(以下、Viiv)」を、国内の業界関係者向けに公開した。

 同社は1月3日に新しいコーポレートロゴを発表。同社代表取締役共同社長の吉田和正氏は、「37年間使ってきた旧ロゴを継承しつつも、プラットフォーム企業への転換を明確にするために進化したロゴに変更した」と説明、従来のマイクロプロセッサ企業からプラットフォーム企業への転換を目指したものであると述べた。また、あわせて発表されたキャッチフレーズ“さあ、その先へ。(Leap ahead)”について、「付加価値を提供することを企業として約束するもの」とし、今後も革新を続けるとした。

 また、今回新たに発表されたデュアルコアプロセッサ「インテルCore Duoプロセッサ(以下、Core Duo)」に触れ、「1993年にPentiumをはじめて投入して以来の大きな進化。Core Duoは、最初に投入されたPentiumの100倍の処理性能を持ちながら、サイズは1/3と小型化した」と説明。「今回デュアルコアプロセッサから投入したが、今後マルチコアプロセッサへと進化していく」と述べた。


米Intelデジタルホーム事業本部副社長兼事業本部長のドン・マクドナルド氏
 続けて登壇した米Intelデジタルホーム事業本部副社長兼事業本部長のドン・マクドナルド氏は、Centrino DuoおよびViivの2つのプラットフォームを紹介。Centrino Duoについて、「従来製品と比べ、性能は68%向上しながら、消費電力は28%削減しており、モバイルワーカーにとって最適なプラットフォーム」と紹介。デモンストレーションでは、メールを受信しながらウイルスチェックやExcelのマクロ実行、PowerPointの起動などが快適に行える様子を披露した。


画像処理のデモンストレーション。シングルコアの従来機よりも処理能力が向上している Excelマクロを実行しながら、PowerPointのファイルを開いた様子。別々のコアで処理されているのがわかる

 また、Viivについては、「コンシューマにとって、簡単にコンテンツにアクセスできることを重視したプラットフォーム。アクセス方法やナビゲーションなど、Viivで定義した条件に合致するコンテンツやハードウェアには、Viiv対応であることを証明するロゴなどを提供している」と説明。会場では、同日発表されたベルロックメディア株式会社の「ZZZ.TV」を紹介、HD画質のコンテンツが手軽に楽しめる様子を披露した。


Viiv対応PCの起動・終了が瞬時に行える様子を紹介 Viiv対応のZZZ.TV。画面右上には、Viivに対応していることを表すロゴが表示されている


URL
  インテル株式会社
  http://www.intel.co.jp/

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  ・ インテル、“Napa”改め「Centrino Duo」と“Yonah”改め「Core Duo」を発表(2006/01/06)


( 福浦 一広 )
2006/01/10 19:14

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