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2005年の国内PCサーバー出荷台数は50万台を突破-MM総研調査


 株式会社MM総研は3月29日、2005年国内PCサーバー出荷実績を発表した。それによると、国内PCサーバー市場は、出荷台数は対前年比24.4%増の50万9900台、出荷金額は対前年比19.4%増の2150億円となった。出荷金額は2001年以来、4年ぶりに2000億円を上回った。

 出荷台数は、上半期が24万6000台(前年同期比26.5%増)、下半期が26万3900台(前年同期比22.5%)と、両半期とも20%を上回る伸び率となった。この要因について同社は、年間を通じて大手通信事業者のサーバー投資が活発であったことと、下半期に製造業・流通業などの投資が回復に転じたことが市場を牽引したと分析している。

 メーカー別シェアでは、11万1000台を出荷したNECが昨年と同様に1位をキープ。以下、デル(10万8200台)、日本HP(9万900台)、富士通(7万5000台)、日本IBM(7万4400台)と順位は昨年と変わらなかった。伸び率では、デルが140.7%で1位に、以下、日本HP(133.7%)、NEC(122.8%)、日本IBM(119.6%)、富士通(119.4%)となった。

 出荷金額の平均単価は、2003年が50万1000円、2004年が43万9000円、2005年が42万1000円と下落傾向にはあるものの、2005年は若干鈍化している。この要因について同社は、デュアルコアCPUを搭載した2Wayモデルが好調であったことから、下落率が鈍化していると分析している。

 2006年の見通しについて同社は、2005年同様に景気回復に伴うIT設備投資が継続するとして、出荷台数は対前年比13%増の57万5000台と予測している。



URL
  株式会社MM総研
  http://www.m2ri.jp/


( 福浦 一広 )
2006/03/29 16:22

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