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新社長のジム・メリット氏(左)と前社長の浜田宏氏
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デル株式会社は4月5日、4月3日付で同社代表取締役社長 米Dell 北アジア地域担当副社長に就任したジム・メリット氏と前社長で取締役の浜田宏氏による記者懇親会を開催した。
新社長のメリット氏は、1957年、米フロリダ州生まれの48歳。米IBMで16年間にわたり製品開発、セールス、マーケティングの各分野の管理職を歴任。サーバ・グループの副社長を経て、1999年に米Dellに入社。米Dellでは、同社にとって最大の法人顧客であるグローバル企業向けセールスを統括していた。メリット氏は日本法人社長に加え、韓国法人および中国・大連にあるカスタマーサポートも担当する。
就任にあたりメリット氏は、「日本はDellにとって全世界で3番目の規模を持つ市場で、非常に重視している。日本市場では、これまでの経験を活かしてエンタープライズ向け事業を成長させたい」と意欲を見せた。ただし、就任から3日目であるため、具体的な目標・戦略については明らかにせず、「今月いっぱいで引き継ぎを行い、あらためて戦略を示すつもり」と述べるにとどまった。
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同社代表取締役社長 米Dell 北アジア地域担当副社長のジム・メリット氏
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前社長で取締役の浜田宏氏
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社長を退任した浜田氏は、1995年にデルコンピュータ株式会社(現:デル株式会社)に入社。営業、サービス、管理部門などの責任者を経て、2000年8月に代表取締役社長に就任。就任後の6年間で、日本での売上を約5倍の約27億ドルに、国内シェアを9位から3位へと成長させている。
浜田氏は、「就任中もっともうれしかったのは、サーバー市場で瞬間的ではあるがシェア1位を獲得したこと。就任直後にシェア3位以内を目指すと社内で宣言したときには、本当に実現できるのかという雰囲気が社内に流れたが、実現できて本当にうれしかった」と紹介。一方残念だったことについては、「顧客満足度の順位が下がったことが残念」と述べた。
なお浜田氏は、引継ぎ終了後、同社の非常勤顧問として長期的な支援を行う予定。今後の活動については、「国内企業を支援するような仕事を行いたい」と述べたものの具体的な活動内容については明言を避けた。
■ URL
デル株式会社
http://www.dell.com/jp/
( 福浦 一広 )
2006/04/05 16:58
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