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XMLコンソーシアム、暗号化XMLデータの利用技術の検討プロジェクト


 XMLコンソーシアムは4月6日、暗号化XMLデータの利用技術の検討プロジェクトを開始したと発表した。本プロジェクトは、XMLコンソーシアムのWebサービス実証部会とセキュリティ部会が共同で運営する。

 今回の検討プロジェクトでは、従来困難とされてきた「暗号化XMLデータの妥当性検証」をスムーズに行う技術を確立するために、必要な技術の検討と参考実装の開発および検証を行い、現実の業務への適用を提案する。具体的には、W3Cの文書で提案されている、1)暗号化前と暗号化後の両方を許すスキーマの用意、2)暗号化前のスキーマと暗号化後のスキーマの両方を用意、3)復号してから妥当性検証の実施、の3つの方法について検討する。これにより、XMLデータ交換、特にWebサービスにおいてデータ秘匿性を確保する手法を確立し、機密性を必要とする商取引のインターネット化推進に寄与することをプロジェクトの目標とする。

 XMLコンソーシアムでは、第一次の成果報告を6月に行う予定。



URL
  XMLコンソーシアム
  http://www.xmlconsortium.org/
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.xmlconsortium.org/release/pdf/px060406-security-project-final2.pdf


( 福浦 一広 )
2006/04/06 17:45

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