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インテリシンク、2006年の営業・マーケティング方針を発表 |
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パートナー戦略を強化、ASPサービスの早期実現目指す
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Intellisync Mobile Suiteは、モバイル端末を活用し、社内外を問わず企業活動に必要なさまざまな情報を共有するためのインフラを提供するエンタープライズモバイルソリューション。今年5月には最新バージョンの「7」が発表される予定。 同社では、これまでIntellisync Mobile Suiteについて、機能強化やバージョンアップ、新端末への対応など製品戦略を中心に発表を行ってきたが、今回のラウンドテーブルでは営業・マーケティング面にフォーカスし、新たなパートナー戦略などを明らかにした。 井手龍彦営業・マーケティング担当副社長は、「2006年後半にはキャリア各社から高性能のモバイル端末が出揃い、企業向けのモバイルソリューション市場はさらに拡大するだろう」とみており、「これに向けて、Intellisync Mobile Suiteの新バージョン投入とともに、販売・SIパートナーの強化・拡充を図っていく。さらに、ASPサービス事業にも本格的に取り組み、早期実現を目指す」考えを示した。 パートナー強化の具体的な施策としては、「地域別」「業種別」「企業グループ別」の3つの方向性でパートナー開拓を進めていく。地域別では、首都圏や関東圏に集中していたパートナー体制を関西圏や他のエリアにも拡大する。業種別では、バーティカルでのパートナー整備を行い、業種に強みをもっているパートナーを新規開拓する。企業グループ別については、国内大手企業グループを担当するパートナーを新たに開拓していく。 さらに、ソリューションの切り口からもパートナーとの協業を進めていく。すでに対応済みのグループウェアに加え、SFAやCRMのソリューションパートナーの新規開拓を目指すとともに、同社の強みであるモバイルセキュリティを強化するため、顔認証やサイン認証などのセキュリティソリューションをもつベンダーとのパートナーシップも強化する。 井手副社長は、「これらの施策によって戦略的にパートナーを拡充し、現在6社のパートナーを早期に10社体制までもっていきたい。近く3社のパートナーが新たに加わる予定で、親会社となったノキア・ジャパンとの協業も積極的に進めていく」とした。 ASPサービスの早期実現に向けては、Intellisync Mobile Suiteの新バージョンでASP用のサポートツールを強化する。パートナーや通信キャリアがASPサービスを実現しやすいように管理機能の充実を図るほか、モバイル端末からの直接利用申込み・受付・サービス開始にも対応する予定。 井手副社長はASPサービスを早期実現する狙いについて、「現在、Intellisync Mobile Suiteは中堅・大手企業での50ライセンス以上の導入がほとんど。ASPサービスによって、企業内個人ユーザーやハイエンド個人ユーザーからの小規模ライセンス需要も取り込んでいきたい。通信キャリアを中心に、年内に複数企業へのASPサービス提供を目指す」としている。
これによると、モバイル端末の導入を決定する部門は「総務部門」と「IT部門」がほぼ同比率で、「両部門の同意」による導入が最も多かった。利用したいモバイルアプリケーションは「メール」がトップで、次いで「スケジュール」となった。モバイル端末の利用ユーザーは「営業」が最も多く、2位の「役員」を大きく引き離した。 モバイル環境導入の課題については、「通信コストが高い」がトップで、差なく「端末の操作性難」が続いた。3位以降は「通信速度が遅い」「導入費用が高い」「運用管理が困難」「セキュリティ」となったが、井手副社長は「これらの課題は、モバイル端末の高性能化とIntellisync Mobile Suite最新版によって、今年後半にはほとんど解決されるだろう」と自信を見せた。 ■ ＵＲＬ インテリシンク株式会社 http://www.intellisync.co.jp/ ニュースリリース http://www.intellisync.co.jp/news/pressIMS_20060411.html
（ 唐沢 正和 ）
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