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米GXS社長兼CEOのゲイリー・グリーンフィールド氏
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GXS株式会社 代表取締役社長のロバート・スティーブンソン氏
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米GXS, Inc.は4月13日、同社の100%子会社であるGXS株式会社とGインターナショナル株式会社とを合併すると発表した。両社の合併は、4月30日完了の予定。
今回の合併は、2005年8月の米GXSと米G Internationalの合併に伴うもの。国内での合併が遅れた理由について、GXS株式会社 代表取締役社長のロバート・スティーブンソン氏は、「単一のプラットフォームが実現するのを確認するため」と、製品統合の確認に時間がかかったと説明。「本日の発表により、製品統合は即日実施する。また、窓口の一元化も行う」と述べた。
GXSは、オンデマンド型のSCMを提供する企業。全世界で約4万社の顧客の電子データを年間40億件以上取り扱っている。同社の統合プラットフォーム「GXS Trading Grid」は、国ごとに異なる通信プロトコルやデータフォーマットに対応しており、各国の企業と取引する上で生じる煩雑さを解消できるのが特長。
米GXS社長兼CEOのゲイリー・グリーンフィールド氏は、「企業間電子商取引の世界には、さまざまな『業界標準』が存在している。これが効率的な取引を妨げる原因となっている。GXSならさまざまな業界標準に対応しているので、一元的に対応できる。また、ASP型のオンデマンドソリューションであるため、導入から本稼動までに要する時間も短期間で済み、1年以内に投資効果が得られる」と、メリットを強調。「今回の日本法人統合により、GXSが得意とするグローバルの取引と、Gインターナショナルが得意とするローカルの取引を相互に補うことになる。これにより、ユーザーはローカル・グローバルを意識せずに利用できるようになった」と説明した。
日本法人の今後の展開については、「まずは既存ユーザーをターゲットにして展開していくことになる。インターネットを使った商取引もさかんだが、インターネットだけで完結するとは限らない。GXSの価値を提案していきたい」(スティーブンソン社長)と意欲をみせた。
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GXS TradingGridを構成する各種サービス
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日本市場での位置づけ。各業界との連携を実現しており、業界をまたいだ利用が可能
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日本市場の戦略
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■ URL
米GXS, Inc.
http://www.gxs.com/
GXS株式会社
http://www.gxs.com/jp/
( 福浦 一広 )
2006/04/13 16:53
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